ヤクルト山田哲人内野手(31)が11日、毎年恒例となる愛媛・松山の坊っちゃんスタジアムでの自主トレを公開した。メンバーの川端慎吾内野手、内山壮真捕手らと屋外でダッシュを繰り返し、室内練習場では守備練習、打撃練習に汗を流した。「いよいよ始まったなという気がしますし。ここから、いつも今年が始まるので。頑張りたいなという気持ちでいます」と24年シーズンへ向けて思いを口にした。

過去3度のトリプルスリーを達成した男も、昨季は故障などの影響もあり、105試合で打率2割3分1厘、14本塁打。本来の輝きを放つため、今から準備に余念はない。「イメージトレーニングとかもしてましたし。してたというかそういうのが習慣づいているので、思ったことはあるので、それを試してみたいなとは思ってます」と理想像をふくらませている。

まだ取ったことがない、ゴールデングラブ賞への思いも強い。「一番取りたいタイトルと言ってもおかしくないっていうか、僕の中では一番の目標」と守備への熱は高い。昨季はともにWBC日本代表を戦った阪神中野が二塁手で受賞。山田は「侍ジャパンでも一緒に練習しましたけど、やっぱ上手でしたし、僕も負けてられないなとは思います」とライバルへ闘志を燃やす。「ボールの入り方とかはうまいなとか思いましたし、ちゃんとしっかりとしたポイントで捕っているっていうのは見ていて感じていた」と学ぶ点もあっただけに、憧れだけでは終わらない。

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