阪神青柳晃洋投手(30)が14日、同僚の村上頌樹投手(25)岡留英貴投手(24)らと行っている静岡県沼津市での自主トレを公開した。

午前中は野球教室で小学生と交流。午後からは体全体の動かし方を意識した基礎メニューを時間をかけて行った。最後は練習補助員や報道陣も参加するスタンド昇降で締めた。

昨年は8勝と奮闘したが本来の力は出せず、連続最多勝&最高勝率も2年で止まった。

“復肩”を目指す右腕は「ずっとその気持ちは持っているけど、勝負の1年だと思っている。去年8勝したけど、納得いく投球は1度もなかった。まずは自分が納得いくような投球を続けられるよう、基礎になるところを自主トレからやろうと思っている。すべてにおいて一昨年の数字が一番いいので、そこを超せるように、もう1回しっかり頑張りたい。具体的な数字より、全てにおいてキャリアハイを目指していこうと思います」と意気込んだ。

トレーニングは帝京大時代から師事している内田幸一トレーナー(47)のもと、行っている。帝京大の同期、ロッテ西村天裕投手(30)のほか、同大学後輩のロッテ広畑敦也投手(26)、今年からは日本ハム生田目翼投手(28)DeNA深沢鳳介投手(20)も参加している。

◆青柳の23年 3月31日DeNA戦でプロ初の開幕投手を任され、6回途中1失点で白星発進。ところが調子の波に乗れず、5月下旬には登録抹消されるなど苦戦した。シーズン通しては18試合8勝6敗、防御率4・57。日本シリーズ第7戦に先発し5回途中無失点と好投。日本一を引き寄せ、面目を保った。

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