「じっくり面談」でチームを解剖する。東都大学野球の亜大は14日、東京都西多摩郡の同校グラウンドで年始の練習を行った。

1日付で新監督に就任した正村公弘監督(60)は12年から八戸学院大(青森)で監督を務め、巨人高橋、広島大道、中日松山らを育て上げた実績を持つ。9日に青森から上京し、現在は選手と1対1で約15分間の面談を行っている。「ずっと朝から晩まで。やっと昨日で50人くらい終わったかな。ちょっと長めに面談をしています。もうしゃべり倒してます」と笑った。選手からは「どういう選手が好きなんですか」「どういう風にピッチャーを見てますか」「どういう練習をこれからやっていくんですか」と、さまざまな質問が飛び交っているという。

プロ志望の斉藤汰直(たいち)投手(2年=武庫荘総合)は「(空振りの取れる)スライダーの投げ方を聞きました。選手思いで優しく接してくださる。やりやすい監督かなという風に思います」と意見交換をしながら、新チームのエースを目指す。