阪神青柳晃洋投手(30)が静岡県沼津市での自主トレを公開した。昨年は8勝と奮闘したが本来の力は出せず、連続最多勝&最高勝率も2年で止まった。

「去年8勝したけど納得いく投球は1度もなかった。まずは自分が納得いくような投球を続けられるよう、基礎になるところを自主トレからやろうと思って」。他種目にわたるウオーミングアップに1時間半かけて、体と向き合っている。昨年は思うように体を動かせず球のキレを欠いた。

課題ははっきりしており、現状の手応えもある。目標も一昨年のレベルを意識して設定。「すべてにおいて一昨年の数字が一番いいので、そこを超せるように、もう1回しっかり頑張りたい。全てにおいてキャリアハイを目指していこうと思います」と意気込んだ。開幕投手についても「もちろん目指します。選ぶのは監督ですが、やりたい気持ちがある」と断言した。

青柳中心の沼津自主トレは年々拡大している。阪神の村上、岡留に帝京大同期のロッテ西村、後輩のロッテ広畑に加え、日本ハム生田目、DeNA深沢も初参加。リーダーの影響力は大きく、刺激ももらっている。「勝負の1年だと思っています」の言葉に覚悟を込めた。【柏原誠】

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