ソフトバンクの2年目左腕、大野稼頭央投手(19)が15日、長崎市内で和田毅投手(42)らとの合同自主トレを公開した。和田塾は初参加。「きついんですけど、すごく自分のためになる。体の使い方を理解しながらできるので、すごくいいなと思って取り組めています」。ランニングや坂道ダッシュなど、日々ハードなメニューをこなしている。ピラティスと呼ばれるトレーニングで体幹も重点的に鍛えている。

和田の自主トレには毎年、他球団の選手も参加する。阪神大竹、ロッテ小島、西武隅田ら今回は総勢16人が一堂に会した。大野は「自分も行きたいなと思って」と2軍施設のタマスタ筑後で練習中の和田に意を決して直談判。「めっちゃ緊張しました。なんて声をかけようかなと思いながら、足も震えながら『練習中にすみません。自主トレに参加していいですか?』って聞いたら快く受け入れてくれた」と明かした。

年の差は23歳。シーズン中はあまり接点もなかったが、大ベテラン左腕は歓迎してくれた。「すごく優しくて。自主トレに来てから深く接するようになったんですけど、すごく話しやすい。気の優しい方です」と笑顔を見せた。

昨季はファーム非公式戦で主に中継ぎとして45試合に登板。防御率1・38の安定感を示した。今季については「先発で勝負しようと思っている。まずは先発で2軍の(先発)ローテをしっかり守って、結果を残せるように頑張りたい」と抱負を口にした。【佐藤究】

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