兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で、阪神の“ランニング教室”が開催された。15日に新人合同自主トレが行われ、第2クール最終日のこの日は、ランニングコーチとして谷川聡(さとる)氏が訪れた。

谷川氏は筑波大准教授で00年シドニー、04年アテネオリンピック(五輪)の110メートルハードル日本代表。日本記録を樹立したこともある第一人者。筑波大出身のサッカー日本代表MF三笘薫(26)も指導してきた。

午前中は昨年入団組の門別啓人投手(19)、茨木秀俊投手(19)、戸井零士内野手(19)が指導を受けた。その場でジャンプしたり、トレーニング用のボールを小脇に抱えて走ったりと、いつもとひと味違うトレーニングに笑顔もこぼれた。

午後からはドラフト1位の下村海翔投手(21=青学大)ら、ルーキー8人がグループに分かれて指導を受けた。細長いゴムを両手に持って走るなど、おのおのが約1時間半にわたり、初めてのトレーニングに集中。サッカー日本代表の快足も生み出した教えが注入されたようだ。

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