阪神は20日、中野拓夢内野手(27)が30歳の一般女性と結婚したことを発表した。新選手会長がパートナーとともに、プロ4年目に挑むことになった。球団を通して「このたび、お付き合いさせていただいていた方と結婚いたしました。これからは2人で力を合わせ明るい家庭を築いていきたいと思っております。また、今シーズンから選手会長としてチームをけん引し、球団初の連覇を目指して頑張りたいと思っておりますので、温かいご声援をよろしくお願いいたします」とコメントした。

年上のパートナーと、人知れず愛を育んできた。昨年12月のハワイへの優勝旅行にも2人で参加。洋上のディナークルーズでは岡田監督、平田ヘッドコーチとニアミスし「ちょっとミスったかなと思いました」と照れ笑いしていた。13日に愛知県岡崎市で行った野球教室では、小学生からの「彼女いますか?」という質問に「います!」と堂々の交際宣言。覚悟を決めた男にはもう、隠すものなどなかった。

昨季は侍ジャパンの一員としてWBCで世界一奪還。阪神では不動の2番として日本一に貢献した。最多安打のタイトルを獲得し、二塁手として自身初のゴールデングラブ賞も獲得。今季の目標には打率3割3分をクリアしての首位打者と高いハードルを自身に課している。2月1日のキャンプインを前に生涯の伴侶を得た背番号51。愛する夫人と二人三脚で球団史上初のリーグ連覇へ突き進む。

◆中野拓夢(なかの・たくむ)1996年(平8)6月28日生まれ、山形県出身。日大山形で2年夏に甲子園出場。東北福祉大から三菱自動車岡崎を経て、20年ドラフト6位で阪神入り。同期入団に佐藤輝、伊藤将、村上らがいる。昨季は164安打を放ち、初タイトルとなる最多安打に輝いた。171センチ、69キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸は1億5000万円。

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