広島が25日、2月1日から始まる春季キャンプのメンバーを発表した。

右肘クリーニング手術明けの大瀬良大地投手(32)のほか、森下暢仁投手(26)や菊池涼介内野手(33)といった主力のほか、22年ドラフト1位の斉藤優汰投手(19)や久保修外野手(23)が初の1軍スタートとなり、オリックスから人的補償で移籍した日高暖己投手(19)も1軍キャンプ参加となった。

大卒の即戦力と期待される新人投手たちも1軍スタートとなる中、大学のテストによる影響から調整が遅れているドラフト1位の常広羽也斗投手(22=青学大)は2軍スタートとなる。新井貴浩監督(46)は「トレーナーからの報告を聞いても、テスト勉強で思うような練習ができていない状況なので、だったら焦る必要はない。ファームでじっくり、しっかりやって。いつでも1軍には合流できる」と説明。常広に限らず、2軍スタートであってもキャンプ中の入れ替えは積極的に行っていく方針だ。「振り分けはしたけど、キャンプに入っても頻繁に入れ替えはあると思うし、オープン戦に入っても入れ替えはある」。昨春も1、2軍が合同練習する日が設けられたように、1、2軍が連携を取りながらチーム内を活性化させていく。

来日予定が発表されていない新外国人4選手は2投手が2軍スタートとなった。また、実戦が増える15日からの沖縄2次キャンプには松山、秋山、会沢、野間、上本の経験ある5選手は同行させず、若手を多く同行させる。「とにかく競争、競争。チームに活気があるキャンプにしたいなと思います」。日南1次キャンプから紅白戦を行われるなど、沖縄行きをかけた争いはキャンプインとともに幕開けする。

 

■1軍キャンプメンバー

投手/九里、大道、森浦、大瀬良、森、森下、栗林、高、黒原、益田、床田、滝田、赤塚、矢崎、島内、河野、斉藤、アドゥワ、玉村、遠藤、内間、日高、コルニエル

捕手/会沢、坂倉、石原、高木

内野手/上本、田中、堂林、レイノルズ、菊池、林、小園、矢野、シャイナー、ラミレス(練習生)、ロベルト(練習生)

外野手/野間、中村健、末包、松山、久保、田村、中村貴

 

■2軍キャンプメンバー

投手/ 常広、野村、中崎、ケムナ、高橋、塹江、長谷部、ハッチ、松本、戸根、小林、ハーン、杉田、坂田、岡田、辻、新家、杉原、藤井

捕手/磯村、持丸、清水

内野手/曽根、韮沢、仲田、内田、羽月、二俣、佐藤、前川

外野手/秋山、宇草、大盛、中村奨、名原

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