阪神中野拓夢内野手(27)と森下翔太外野手(23)が3月に強化試合を行う侍ジャパンに選出されることが2日、分かった。中野は昨年のWBCで世界一に貢献。森下は若手中心で編成した昨秋のアジアプロ野球チャンピオンシップに続く選出。日本シリーズの勢いそのままに、台湾戦で本塁打も放っている。

宜野座キャンプを訪問した井端監督は、森下について「昨年、一振りで雰囲気を変えられる一打を多く打った。すごくインパクトのあるところで打っていた。短期決戦では間違いなく必要な選手だと思う」と高く評価。昨季終盤の強烈な印象を語った。

11月には昨年のWBCに続いて世界一を目指すプレミア12も控える。同監督は「今年は1シーズン、いい成績を出して、レベルアップして秋にまた来てくれたらうれしい」と年間通じた“本物”の働きを期待した。森下本人も「ジャパンに入ることに意味があると思う。選ばれたいし、選ばれたら全力を尽くしたい。すごく貴重な経験になるので、選ばれたいと改めて思いました」と意欲を見せた。

二遊間を守れ、盗塁もできる中野は常連になり得る実績を積み上げてきた。侍ジャパンでも阪神勢が存在感を見せる。

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