日本ハムのドラフト1位細野晴希投手（21＝東洋大）が4日、2軍キャンプ地の沖縄・国頭で今キャンプ初めてブルペン入りした。捕手が立ったまま20球を投げ「どれだけ少ない力で良い球を投げられるかをやっていました。気持ち良くできたので良かったです」と振り返った。
直近3代の“ドラ1の輪”を軸に、少しずつチームに溶け込んでいる。国頭には22年ドラフト1位矢沢、21年1位の達がいる。「矢沢さんが一番、話しかけてくれる。“よう”とかですけど」。2学年下の達とはトレーニング方法などの情報を交換し「特殊なことをやられていたんで、聞いたら、僕の知らない単語が出てきたり。筋肉の名前とかもいろいろ覚えていたりして、さすがだな」と、刺激を受けている。
この日で第1クール終了。約3週間ぶりのブルペン入りとスロー調整も「ここに合わせてというのはない。やっていって良くなったら投げる感じ。キャンプは焦らずという風に言ってくれるので」。球団の育成方針は「世界の山を登る」。今は頂上を見るのではなく日々、ケガなく目の前の一歩を踏み出すことに専念する。【永野高輔】
