何番打ちたいんや、おーん。 阪神岡田彰布監督(66)が11、12日に行われる1、2軍合同の紅白戦に向けて、“珍プラン”を提案した。

 

今年初めて沖縄・具志川の2軍キャンプを訪れた後、監督室で1軍の打撃練習を見ながら、ふと思いついた。「ちょっと考えとったんやけどな。好きな打順のところに名前を書けと(笑い)。自分でエントリーするいうことやん。早いもん勝ちでな」。食堂に1番、2番…と書かれた紙を貼り、選手が希望する打順に自ら名前を書き込む。実際に行われるかは未定だが、指揮官には思惑がある。

「選手の気持ちが分かるやないか。4番打ちたいやつもおるか分からへんやん。これから一生4番なんてないやつが(笑い)」

投手の登板順は安藤投手コーチが決めており、先発の1人は門別が務める可能性が高い。そこにも十人十色の思惑が見えてくる。

「こいつ、門別打つの嫌やから同じチームに入れたなとか。佐藤(輝)が門別に当たるように名前書いたらの。おお、こいつ門別打ちに行っとるんやとか分かるやんか。左対左でな。そういう心理をひとつ知るのも面白いかもな」

紅白戦は出場する全選手に2打席ずつ与える方向。水口打撃コーチに「打順なんかどうでもええで」と任せるつもりだったが、その後、考えが浮かんできた。「木浪なんかは8番書くかも分からんな。そういう性格かも分からんし」「小幡が4番くらい書いたりな。別に紅白やから全然関係ないからな」。あの選手はどんな思いを抱いているのか…。次々に想像が膨らんでくる。

プランはこれで終わらない。紅白戦に負けたチームには…。「グラウンド整備とかな。阪神園芸に1日入れてな。(甲子園施設部長の)金沢の仕事が? 余計増えてな」とニヤリ。ワクワクする2試合になりそうだ。【磯綾乃】

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