DeNA小園が“大人の投球”で成長ぶりを見せつける。宜野湾キャンプ第2クール最終日、先発予定の10日の紅白戦に向けて立ち投げなどで調整。「感覚はずっと悪くない。細かい動作を詰める感じでやってました」と2日後に迫るチーム今季初実戦を見据えた。

3年目の20歳。21年にドラフト1位で入団も、市和歌山で同学年のロッテ松川らが活躍する中、2年間で1軍の舞台は踏めていない。周りを意識してもどかしさも感じていたが「今年はマイペースにできている。周りも気にならないですし、毎日黙々とやりたいことをできている。それはもう、大人になったからですね。成人式も終わったので」と大人への階段を上った。

22年ドラフト1位、松尾との“ドラ1バッテリー”で1番打者を務めるドラ1ルーキー度会と対戦する。1学年下の松尾は「どうせ真っすぐ投げたがる。絶対真っすぐです(笑い)」と真っ向勝負を予想。小園は「人は人。誰とかは深く考えずに日頃の練習を発揮できるようにしたい」とマイペースを強調した。

6日の初実戦形式となったライブBPでは、直球で押すことをテーマに打者6人全員を封じた。「3年目ですし、1、2勝で満足する立場じゃない。ローテを守って勝ちを積み重ねられるような投球をしたい」。覚醒の3年目へ、その足掛かりにする。【小早川宗一郎】

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