楽天今江敏晃監督(40)は「初陣」黒星にも前を向いた。昨年10月の指揮官就任後初の対外試合で、日本ハムに2-4で惜敗も「試合に負けたが、たくさんいいところが出た。非常に1日を終えて良かったと思います」と振り返った。

スタメンで出場した野手最年長34歳の岡島と鈴木大が試合序盤に安打を放ち、昨季途中に遊撃のレギュラーをつかんだ村林は二塁打2本で2打点。途中出場組では、ドラフト6位の中島大輔外野手(22=青学大)が「プロ初安打」を放ち、2年目の平良、育成の山田にも安打が生まれた。浅村や島内といった主力を欠きながら10安打を放った打線に「スタメンも後から出たメンバーもそう。本当にいい感じでアピールしてくれた」と話した。

投手陣にも収穫はあった。先発・藤井は3回5安打1失点でゲームメーク。今江監督は「2回以降はしっかり切り替えて投げてくれた。課題は残りましたが、ある程度、次につながるようなピッチングはしてくれた」。2番手・西垣、3番手・伊藤茉の若手救援陣は、ともに1回無失点。「西垣、伊藤茉央は非常にゾーン内にどんどん投げていて良かった」とたたえた。

【練習試合】日本ハムが楽天に勝利/詳細

【関連記事】楽天ニュース一覧