中日梅津晃大投手(27)が13日、キャンプ初のシート打撃に登板した。最速154キロをマークし、打者10人に対して安打性は岡林の内野安打1本に封じるなど、順調な調整ぶりを披露した。登板後には立浪和義監督(54)から呼ばれ「いいぞ!」と絶賛されるほどの好内容。期待の大型右腕は開幕ローテーション入りへ視界は良好だ。

ポテンシャルの高さは半端ではなかった。ストレートは力強く、細川からは大きく曲がるカーブで空振り三振を奪った。「あれはちょっと曲がりすぎです。自分でコントロールしたわけではないので」としたが「強度を高めたいと思って投げたので、出力は出せていたのかな」。直球の仕上がり具合には納得の表情を浮かべた。

昨季終盤に右肘トミー・ジョン手術から復帰。今季は完全復活をかけた大事なシーズンになる。当面は登板間隔を空けての起用方針が予定されているが「この時期で(154キロは)すごいですよ。1年間、ローテーションで回って勝ち星を計算できる投手になって欲しい」と指揮官。開幕ローテ候補の大型右腕が実戦レベルを最高の形で滑り出した。

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