阪神が今季初の対外試合となった17日楽天戦(宜野座)に4-3で勝利した。期待の新星、門別啓人投手(19)が3回から登板し、3イニングを無四球3奪三振2安打で無失点。自己最速タイの151キロも計測し、岡田彰布監督(66)にさらなる伸びしろを感じ取らせた。「5番三塁」で出場した佐藤輝明内野手(24)は先制適時打を放つなど、紅白戦から5打数5安打。確実性がアップした進化の兆しを見せている。
阪神岡田監督の一問一答は以下の通り
-小野寺くんも少ないチャンスで結果を残した
そうやな。昨日もそうやし、今のところやったら、一番な結果が出とるのは、小野寺かも分からんかな。はっきり言うて。
-8回に小幡の一ゴロで1点入った
そうやな。シーズン入ったら、ああいう1点大きいからな。はっきり言って大きい大きい。サードランナー植田でな、ああいうケースになってんのは。あれは大きいよな。
-その前に井上が三振
あれはあかんやんか。ヒットを打つのがアピールと勘違いしてるんよな、若いやつってな。違うんよ。チームの勝利をアピールしたらええんやから。
-こういう練習試合でも
いやあ、出る出る。そんなんめっちゃ大きいよ。
-小幡は意図が感じられたか
おお、ゴロ打ちにいったよな。それはもう、その前のファウルで、自分が左なんやから特に分かるやん、スタートが。ギャンブルでくるって分かってるんやから。
-そういうことが出来る選手が1軍にいられる
そらそうよ。アピールの仕方がなんかなあ。ホームラン、ヒットがアピールと思ってるんやろうなあ。その辺がなあ、やっぱり野球勘とか勉強せなあかんところよな。今日でも2回あったけどな。あれが一番あかんねん、結局は。
(サインが)スチールなのに1ボールから自分がヒット打ちに行ってしまうというな。(6回1死一塁で)栄枝にしても前川にしても、あれスチールのサイン出てるんよ。
それを初球ぽーんと打ち上げてしまうやろ。アピールいうのは1球ストライクを見送れるのがチームに対してのアピールよ。そういうのが分からんと1軍の戦力にはならんよ。
そんなん。何もなかったらええよ。でもスチールが出てるのが自分で分かってるならそこで見送るのがチームに対してのアピールよ。こいつ1球チームのために我慢しよったってのがアピールやん。
-二塁にいってくれたら逆に自分も打ちやすくなる
自分ヒット打ったら打点なるのになあ。なんでそんなに慌てて打ちにいくんやと思うなあ。結局、若いバッターに多いやろ、そういうのは。今日の1試合でもめっちゃええの見せてもらったよ、なあ。アピールはヒットじゃないで。ヒット、ホームランがアピールだと思うからあかんのよな、結局。そんなん打てるんやったらレギュラーなれてるよなあって思うで。
-18日の広島との練習試合は何人か残して
明日は3人残るんちゃうか。うん。外国人は残るよ。近本も残るみたいやしな。外野の方が使いたいの多いからな。それでええやん。