DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が、9打席目にして対外試合初安打を放った。8回1死、ロッテ広畑に2球で追い込まれながらも、持ち味のバットコントロールをいかした。135キロの低めスプリットに体勢を崩されながらも、右手1本でバットを止めながら一、二塁間を破る技ありの右前打。一塁ベース上で表情を変えずに“初安打”をかみしめた。

第1打席では“予感”もあった。4回表の守備から「2番右翼」で途中出場。スタンドからの拍手に包まれながら6回先頭、ロッテ菊地の初球137キロ直球を積極的に振りにいった。芯で捉えた打球は右翼への大飛球となるも、右翼手藤原が背走してフェンスにぶつかりながらキャッチ。対外試合初安打となる“プロ1号”とはならなかったが、鋭い当たりでポテンシャルを見せつけた。

【動画】巧みなバットコントロール DeNA度会隆輝が練習試合初ヒット