阪神佐藤輝明内野手が好調キープでオープン戦に突入する。キャンプ最後の練習試合・サムスン戦に「5番三塁」で出場。2回の第1打席で先発右腕の落ちる変化球に崩されることなく一、二塁間を鋭く抜いた。

2打席目は中飛で交代。紅白戦からも含めたキャンプの実戦は11打数7安打と状態の良さをアピールした。「良かったんじゃないですか。いい感じになってきていると思う。充実です」。今オフに取り組んだ米国仕込みのフォーム改良の成果が結果に出ており、表情は明るい。

試合後は、キャンプ最大のテーマでもある三塁守備の個別練習もこなした。「クタクタです。(下半身が)はちきれそう。あと1クール、頑張りたいと思います」。思わず苦笑いが出たが、21日のオフを挟んでいよいよオープン戦が始まる22日からの最終第5クールで仕上げに入る。「練習していることを出せればいいかなと。頑張ります」。充実の背番号8が笑顔で球場をあとにした。

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