アレンパへ新たな美酒誕生! 阪神岡田彰布監督(66)がデザインされたウイスキー「虎一筋」が完成した。昨年岡田監督の就任に合わせて誕生し、チームはリーグ優勝、日本一。今年は球団初の連覇へ、縁起のいい1本も2年連続で発売する。

手がけるのは早大野球部で岡田監督の8学年下で総合広告代理業務を営む中村勇一さん(58)。昨年はりりしいたたずまいのデザインだったが「監督の笑顔の写真がいい」と、今年は昨シーズン中にベンチで満面の笑みを浮かべる写真を選んだ。指揮官が「球道一筋」と添える直筆サインもしっかりデザインされている。

岡田監督第1次政権時の06年は焼酎を発売したが「最近はハイボールをよくお飲みになるとお聞きしたので」とウイスキーに変更。今年は国産に本場イギリスのモルトウイスキーをブレンドし、新たな味わいにした。新ボトルを見た岡田監督は「しっかり売れよ」と優しい笑顔で託してくれたという。

昨年は9月に増産をかけ3000本が完売。「リーグ優勝、日本一が決まった時は在庫が0で…」と優勝へ向かうチームの勢いとともに飛ぶように売れた。今年は6月から後半戦に向けて第2弾も発売する予定。「岡田監督の複数の写真を使ったり、ラベルを変えたいと思っています」。開幕から快進撃が続けば、選びきれないほどの笑顔が飛び出すはず。「アレンパ」を達成し、最高の美酒で乾杯だ。【磯綾乃】