“初回の鬼”の牙城が崩された。阪神村上頌樹投手(25)が、ヤクルトとのオープン戦に先発。初回先頭の西川に右前打を許すと、青木にも右前打を浴びて連打を許し、無死一、三塁のピンチを招いた。続く3番サンタナを三ゴロ併殺打に打ち取ったが、その間に先制点を献上した。4番村上との「村上対決」では中前打を浴びたが、追加点は許さなかった。

村上は昨季レギュラーシーズン21試合に加え、ポストシーズンのCSファイナルステージ1試合、日本シリーズ2試合に先発していずれも初回を無失点に抑えていた。

2回以降は昨季セ・リーグMVPの貫禄を示した。2回1死から長岡の遊ゴロを遊撃手の小幡が後ろにそらす失策で出塁を許したが、後続をピシャリ。3回は初回にヒットを許した西川を内角直球で空振り三振に仕留め、青木を二ゴロに料理。最後はサンタナを外角高め147キロ直球で空振り三振に斬り、お役御免となった。

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