阪神岡田彰布監督が「気温最優先」で主力の調整を進める方針を明かした。札幌遠征を控えた1日、甲子園での全体練習で気にしていたのは札幌ドーム内の温度。「ドームの中、何度や?」と報道陣に逆取材し、冬場は20℃前後で保たれていると分かると安心した様子だった。

2、3日の日本ハム戦2試合は「4打席いってもええよな、20℃やったら」と主力を試合終盤まで起用する方向。5日からは屋外の甲子園が舞台で「また2打席、3打席になると思うで」と気温を考慮した起用になる。昨季の日本一メンバーがアクシデントなく開幕を迎えることが何よりの優先事項ということだ。

甲子園では10日までデーゲーム5試合が予定。ブルペンの主力が登板する試合終盤は夕方で冷え込む可能性があるため、同じ日程で組まれている2軍教育リーグに岩貞や岩崎を派遣するプランもある。2軍戦では先発を早めに降ろし、中継ぎ陣を昼間に投入する「ポカポカ調整」が可能だ。

岡田監督ら阪神一行はこの日の夕方、雪の影響で飛行機が約1時間遅れたものの、無事に銀世界の北海道に降り立った。【中野椋】

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