ヒップホップ侍・万波中正外野手(23)が世界にぶちかます。ラップが大好きな若武者の進化の理由を、誠に勝手ながらヒップホップ好きの記者がラップ調で代弁した。【取材・構成=波部俊之介】

オレは万波。中世ヨーロッパで言えば冠。なるぜ侍の番台。

背負う日の丸、プレーが絵になる。どれも別格の肩、足、パワー。初戦で発動“マンチュー”の強肩。ネットも騒然「万放る(まんほうる)」?「万爆肩(まんばけん)」?欧州代表も「Oh,Men!」。バットで貢献はできなかった3打数無安打。じだんだ踏んでも仕方ない。

1本で逃したホームランチャンプ。始まる物語、まるで週刊少年ジャンプ。お気に入りはHUNTER×HUNTER。キルアを驚かせるホームランダンス。

進化の理由は2022。1、2で飛び込んだ米国に。そこで出会ったレジェンドに。

偶然出会ったムーキー・ベッツ。過ごした時間はプライスレス。「超刺激を受けました」。願ったエンドレス。磨くと誓った己のセンス。

施設で作った6種のバット。進化支える秘密の相棒。戦う前から緻密な調整。ゾロも驚く六刀流だ。

あの日は荷物検査で弾かれた化粧水。なかなか飛ばねえ日本行きの航空機。それでも終われば「いい時間」。アクシデントもお茶の子さいさい。いつか果たすぜ、ベッツとの再会。

侍ジャパンのニュースター。マルチに任せろ走攻守。剛速球も打ち返す。

俺がジャパンのMANNAMIさ。

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