先発金丸夢斗投手(21=関大)が、侍ジャパンで最高のデビューを飾った。2回完全投球、しかも4奪三振の完璧な投球だった。

初回、先頭打者のセラサへの初球から、いきなり150キロをマークしスタンドを沸かせると、カウント1-2から最後はスプリットで空振り三振。続く2番フルプはスライダーで見逃し三振に切った。3番リディの2球目に151キロのストレートで空振りを奪うと、最後は落ちる球でサードゴロに仕留めた。

2回も昨年のWBCでチェコの4番を務めたチェルベンカをスプリットで空振り三振。ヒメネスには3球目の変化球を打たせ中飛。最後は6番リノを2球で追い込むと、この日最速151キロの直球で空振り三振。低めに見事に制球されたボールに欧州代表の打者たちは手も足も出なかった。初登板を終えた金丸は「真っすぐ球威もあり、チェンジアップもスプリットもいい感じに抜かすことができたのでよかったです」と納得のコメント。関西学生野球リーグで18連勝中のアマ屈指の左腕が、衝撃の投球を披露した。

【侍ジャパン】今秋ドラフトの目玉、関大・金丸夢斗が先発 欧州代表と対戦/速報