阪神4年目の高寺望夢内野手が、1軍合流即で結果を残した。

2回に中野の代走から出場。そのまま二塁に就くと、3回2死満塁で初打席が回ってきた。2球で追い込まれるもフルカウントとし、最後はヤクルト沼田の145キロを強振。左前2点打でアピール成功だ。2ストライク後も冷静さを保ち「ファームでもそこは意識してやってきた」と胸を張った。

2軍戦で好調な打撃を買われ、この日から甲子園に乗り込んだ。2軍からの推薦を受けていた岡田監督は「ええとこで打ったよな」とたたえた。今後については「置いとく置いとく」と、このままの1軍起用を明言。9、10日の甲子園でのゲームでも結果を残せば、千葉を皮切りとした12日からの遠征メンバーに抜てきされる可能性もある。三塁にも就いた若武者は「バッティングでしっかりアピールしていきたい」。バットで開幕1軍をつかむ。