阪神前川右京外野手(20)がトリックプレーで追加点を防いだ。

2点ビハインドの4回、1死二、三塁で8番松本直のライナー性の打球が右翼へ。この日「7番右翼」で先発出場の前川は直接捕球と見せかけ、打球を前に落としキャッチ。三塁走者の内山は一度三塁に戻りかけて滑り、打球が落ちたことを確認して再び本塁へ。だが、本塁タッチアウト。3点目は許さなかった。

「ノーバンで無理かなと思ったので、フェイントやって、カットまでつなげられた。落ち着いてできたのでよかったかなと思います」と瞬時の判断が功を奏した。

前日8日のヤクルト戦(甲子園)では8回、右翼ファウルゾーンへの飛球を落球。小幡竜平内野手(23)の適時失策なども絡み、1イニング4失策で6失点し逆転負けを喫していた。

「昨日、本当にチームにも悪いことをしてしまった。ちゃんと1日1日、チームのために貢献できるようなプレーをこれからもしたい」と反省を忘れなかった。

バットでも2安打で貢献した。4回裏1死一、二塁で右翼へ適時二塁打。9回にも右前打を放ち、攻守で甲子園を沸かせた。

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