中日は17日、阪神とのオープン戦(バンテリンドーム)前に昨年10月10日、87歳で亡くなった元監督・中利夫さんの追悼セレモニーを行った。

試合前練習後には立浪和義監督(54)、選手らが設置された遥拝所を訪れ、黙とうした。

中さんは、55年に前橋高(群馬)から中日入り。60年に50盗塁、67年には打率3割4分3厘でタイトルを獲得。通算81三塁打は現在もセ・リーグ最多で、俊足巧打の外野手として一時代を築いた。

72年に引退。通算1877試合出場で1820安打、139本塁打、541打点、打率2割7分7厘、347盗塁。ベストナイン5度。引退後はコーチに転じ、78年から3年間は監督を務めた。

◆中利夫(なか・としお)1936年(昭11)4月28日生まれ、群馬県出身。前橋高では、東大受験と迷った末にプロ入り。60年盗塁王、67年首位打者。中日一筋でプレーし72年引退。現役時代の登録名は64年「三夫」65年以降は「暁生」。通算1820安打は球団7位、347盗塁は同3位。引退後は中日コーチ、監督、広島でコーチを務めた。現役時代は168センチ、73キロ。左投げ左打ち。

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