DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21)が、アクシデントにも動じずに躍動した。1点リードの2回1死一塁、広島河野のカーブを捉えた。巧みに左前に運ぶ一打でプロ2安打目を記録した。

1回先頭にはアクシデントが襲った。広島左腕の黒原の直球が抜け、左打者の度会の頭部付近に激突。ヘルメットは脱げ、その場に倒れ込んだ。30秒ほどうずくまり、三浦監督やトレーナー、コーチらが心配そうに慌てて駆け寄った。

最後は度会は自らの足で歩いてベンチに戻り、治療後に走って一塁ベースに戻っていった。それでも佐野の打席ですかさず二盗を決めて、チーム今季初盗塁となるプロ初盗塁をマークした。1回2死にも広島小園のライナー性の打球をスライディングキャッチで好捕。前夜の開幕戦でプロ初安打初本塁打と鮮烈デビューを飾ったルーキーが、プロ2戦目でも走攻守で存在感を示した。

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