雨中の死闘でミラクル勝利や! 首位阪神が2点ビハインドの9回に打者10人4得点の猛攻を決め、逆転で7連勝を飾った。6回終了時点まで無安打無失点だった先発伊藤将司投手(27)が7回に3失点。痛恨のミスも響いて万事休すかと思われたが、土壇場で試合をひっくり返した。36分の中断があるなど雨が降り続けた一戦を制し、猛虎の勢いが止まらない。

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▼阪神の連続試合2失点以下は8で止まった。9試合に伸びていれば、阪神では63年の9試合連続以来61年ぶりとなるところだった。2リーグ分立後のプロ野球最長は、56年阪神の13試合。プロ野球記録は43年巨人の15試合。なお今季の中日は、プロ野球5度目の12試合連続を達成した。

▼阪神が14日中日戦から、2分けを挟んで7連勝を飾った。4月までの7連勝は、21年4月9日DeNA戦から同20日巨人戦まで8連勝して以来、3年ぶり。このときは8戦すべてで先発が勝利投手に。藤浪、西勇、ガンケルが各2勝を挙げていた。