巨人松原聖弥外野手(29)と西武若林楽人外野手(26)の交換トレードが24日、両球団から発表された。

松原は今季、2年ぶりの開幕1軍メンバー入りしたが、4月13日広島戦を最後に出場選手登録から抹消され、ここまで9試合の出場にとどまっていた。イースタン・リーグでは35試合で、打率2割4分1厘、1本塁打、2盗塁だった。

若林は今季、開幕スタメンに名を連ねるも、ここまで17試合に出場にとどまっていた。イースタン・リーグでは16試合で、打率3割3分2厘、1本塁打、2盗塁だった。

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若林はいつも熱い目であいさつを交わしてくれる。それが記者でもファンでも。2軍落ちした際、若林はある場所で顔見知りの男性ファンに会った。「打てなくてごめんなさい! もう一度鍛えてきます」。直球の言葉に、その男性ファンも思わず背中をたたき励ましたという、そんな人懐っこさがある。

コロナ禍の21年にプロ野球選手になった。だからファンサービスが復活した昨季、うれしかった。たっぷり鍛えた後にも「ファンの人って本当にいるんだな、って思いましたね」とまぶしい顔で話しながら“若様”は1日で約50人にサインを書いた。時に「長袖」と書かれた半袖Tシャツを着て、話題を呼びながら。

東京ドームでも多くのファンが待つ。駒大苫小牧時代からファンの視線を浴びることには慣れている。細身ながら逆方向に本塁打を打てるし、粗っぽいけれど飛距離はすごいし、守備では実はいろいろ考えて打球を待っている。僧侶の父がつけた楽人(がくと)の名は印象的だけれど、それ以上に相手の印象に残る好青年だ。【金子真仁】