阪神才木浩人投手(25)が「マイナビオールスターゲーム2024」の第1戦(エスコンフィールド)に先発し、球宴デビュー戦で白星をつかんだ。先発部門でファン投票1位を獲得し、全セ先発として登板。43球のうち34球で真っすぐを投じ、2回4安打1失点(自責点0)に抑えた。ベンチでは味方の本塁打の際にホームランパフォーマンスも行うなど、初球宴を満喫。前半戦チーム最多8勝を挙げた勝ち頭が、後半戦へ弾みをつけた。

   ◇   ◇   ◇

才木が笑顔のまま、2イニングを投げきった。ファン投票1位で選出された初球宴。無失点のまま2回2死、9番ロッテ岡の飛球が一塁ファウルゾーンに飛んだ。球宴無失点デビューかと思われたが、同学年のDeNA二塁手・牧がポロリ。両者苦笑いを浮かべた直後、右越えソロを被弾した。

「あれはしっかり、牧に責任なすりつけました(笑い)」

まさかのエラー、まさかの被弾にも、シーズン中のようなギラついた表情はなし。直後に水谷を空振り三振に打ち取り、笑顔のままベンチに帰った。

初回から直球中心で攻めた。2イニングで43球のうち34球が真っすぐ。しかし相手は強打者ぞろいのパ・リーグ打線だ。なかなか簡単にアウトを奪えず、初回から30球を要した。

「普通に真っすぐでどんどん押していこうと思ったんですけど、本当に終わらなかった。普通に疲れました(笑い)」

それでも2回を4安打1失点(自責点0)で4奪三振。堂々の球宴デビュー戦で初白星を手にした。

試合前にはブルーカーペットショーにも登場した。白のポロシャツにグレーのパンツを合わせたシンプルなコーデを披露。「湯浅をひきずり回して買ったので。あいつのセンスです(笑い)」と照れながら明かした。

湯浅からはいろいろな服装を提案されたが、白のポロシャツだけは譲らなかったという。柄もののポロシャツを提案されても、「ええやん! それの白ないの?」とこだわった。この日のショーを終えると「シンプルなので、いい感じです」と納得の表情で“自己採点”した。

試合前から堪能した初球宴。ベンチでも味方野手が本塁打を放った際には「デスターシャ」や「丸ポーズ」などのホームランパフォーマンスにも参加した。

「どさくさに紛れてやりました。面白かったです」

後半戦初戦は30日巨人戦で先発する見込み。甲子園100周年イベントも行われる節目の一戦だ。後半戦の好スタートへ、弾みをつけるメモリアルデーとなった。【波部俊之介】

【オールスター】全セが17安打4本塁打11得点で快勝 2回に打線爆発一挙9点/詳細