日本ハム新庄剛志監督(52)が母校西日本短大付(福岡)の後輩に負けじと高校野球イズムたっぷりの奇策で、2位再浮上した。1点勝ち越した直後の2回無死二、三塁、伏見が初球スクイズを決め、1死三塁で水野も連続初球スクイズ。一気に畳みかけ「よく決めてくれました」と喜んだ。

昨年6月24日ロッテ戦(ZOZOマリン)では同点の9回無死二、三塁で石井にスクイズを命じたが、作戦が読まれて失敗。1死三塁となって、再び石井にスクイズを命じたが、またも作戦が読まれて連続失敗となり、その裏にサヨナラ負け。連勝が5で止まり、勢いを止められた。「去年ね、サインを見破られましたからね。意識しますよ。でも選手を信じてサインを出しました」。ホームでの雪辱連続スクイズで、対ロッテ戦勝ち越しを決めた。

試合開始前には吉報も届いた。夏の甲子園2回戦で母校が菰野(三重)を相手に12安打で13点を奪い13-0で大勝。「申し訳ないけど(日本ハムの)練習より西短の試合を見てました」。13点目はスクイズを決め「そのマネをさせてもらいました」とニッコリ。9日の金足農(秋田)との初戦は移動日で試合がなかったが、初の同日試合で圧倒した後輩達の進撃は、指揮官にも大きな刺激になった。

同高の西村監督は同級生。次戦の京都国際戦は17日午前10時35分開始予定。日本ハムは午後2時から京セラドーム大阪でのオリックス戦が控えている。「(次戦は甲子園に)行きたいと思っていますけどデーゲームなんで(見られても)1回1/3ちょっと? でも西村監督と会って、選手は遠くから(見る)」と“ショート観戦”をもくろむ。「今のレベルなら決勝までいける実力があると思う」。首位ソフトバンクが敗れ11ゲーム差。後輩球児の奮闘を励みに、新庄監督も頂点の座を目指す。【永野高輔】

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