Aクラス入りを目指す楽天の「AA砲」がさく裂した。2点リードの4回無死一塁。4番阿部寿樹内野手(34)が日本ハム山崎の3球目、シュートを左中間に運び9号2ランでリードを広げた。続く浅村栄斗内野手(33)も6球目のチェンジアップをかち上げる。「いい形で捉えることができたんで、久しぶりに良かった」と左中間2階席に飛び込むチームトップの11号ソロ。仲のいい阿部との2者連続弾にも「普通っす」とクールに振り返った。
同じ右打ちで1学年違いの2人は、切磋琢磨(せっさたくま)し合う間柄だ。本拠地での早出練習は一緒にロングティーを行うのが日課。試合前練習でもキャッチボールのペアを組む。しかし、8月の成績は明暗が分かれていた。阿部がこの日で5本塁打とアーチを量産する一方で、浅村は7月31日ソフトバンク戦(楽天モバイルパーク)以来1発がなく、さらに直近はスタメン落ちすることもあった。
そんな中、浅村は3点リードの5回1死満塁でも中前に適時打を放ち、14試合ぶりのマルチ安打をマークした。「今年に関しては満塁でヒット1本も打ててなかったので、いいところで回ってきて良かった」。3位ロッテとのゲーム差2・5もキープ。「勝てる試合をしっかり取っていけるように、全勝は正直できないので、勝ちゲームを取っていけるように選手たちで頑張っていきたい」。浅村と阿部の「AAコンビ」が機能すれば、Aクラスも近づいてくる。【山田愛斗】
▼今江監督(浅村が本塁打含む2安打2打点)「やっぱり彼が打線に入ってくれると非常にチームとしては厚みが出てくるので、そういう意味ではここから何とか復調を願いたいと思います」



