今秋ドラフト上位候補の最速154キロ左腕・関大の金丸夢斗投手(4年=神港橘)は12日、自身のリーグ戦最終節の初戦で好投し、勝利した。自責点ゼロは計69イニングに到達。試合数に換算すれば、約8試合分を自責ゼロで投げ続けていることに相当する。

勝てば65年ぶりの連覇となる首位の関学大に、逆転優勝を狙う2位・関大のエースがマウンドに上がった。

1点リードの8回と9回に登板し、2回1安打1四球無失点。8回1死にはフルカウントでボールが捕手のミットからはじき、四球を許した。「コントロールは自分の武器なので、見直したい。たくさんのお客さんが入っているところで、いい姿を見せたかった」。

阪神含むNPB9球団が視察。大野雄大や根尾昂らを担当した、中日米村明シニアディレクターは大絶賛した。「今年の大学社会人含めて、総合的に見てもナンバーワン左腕。例年の1位候補に入れても、トップクラスの素材。コントロールもよく、完投能力がある。宗山(塁=明大)と西川(史礁=青学大)とともに金丸は確実に1位で消えますし、誰が見ても1位だと思いますよ」。

現在2位だが、逆転優勝に向けて虎視眈々(たんたん)と王座を狙う。「最後なんで、絶対勝ちます。悔いのないようにしたい」と意気込んだ。【中島麗】