ヤクルト奥川恭伸投手(23)が大トリで開幕投手に決まった。高津臣吾監督(56)が14日、3月28日巨人戦(東京ドーム)の開幕マウンドを託すと明言した。2年連続5位からの巻き返しへ、「エキサイティング」な刺激を入れる意味も込め、完全復活を目指す6年目の右腕を指名した。奥川が初の大役に決まり、12球団の開幕投手が出そろった。

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勝利だけを見据え、奥川が特別なマウンドに上がる。神宮こぶし球場で練習後、報道陣の前に立った。次戦の18日阪神戦(神宮)から中9日で迎える開幕戦に向け「勝たなきゃ意味がないというか、開幕を任せてもらえる以上は絶対に勝ちたい」と引き締めた。キャンプは下半身コンディション不良で一時離脱したが、3月は実戦2試合で7回無失点と結果を残していた。

データにも後押しされる。巨人戦は通算4試合で3勝0敗、防御率1・96と好相性だ。5回4安打無失点だった8日のオープン戦広島戦の翌日に高津監督から指名を受けた。「自分でいいのか」と喜びよりも驚きが先行した。昨季は3年ぶりに白星を挙げたが3勝止まり。その中で託されたことを意気に奮い立つ。

高津監督は「チームに刺激というか、エキサイティングなことはないかと。本人に対しても、そういうメッセージの指名」と意図を説明した。巨人3連戦は奥川の後、2戦目吉村、3戦目高橋と続く。指揮官は「スタートの3連戦を非常に重要視している」とローテの中心をぶつける。今季のチームスローガンは「捲土重来2025」。同じように復活を目指す右腕から、3年ぶりリーグ奪還へ船出する。【上田悠太】

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