「魚雷バット」のNPB実戦第1号は、西武源田壮亮内野手(32)となった。
この日、源田は試合前にアドバイザリー契約を結ぶゼット社から魚雷(トルピード)バットが届いたことを明かし、打撃練習でも使っていた。
NPB公認メーカーによる公認シールが貼付され、実戦でも使用可能な状態。練習後、通常のバットとの違いは「あんまり分からなかった…かな」とし、実戦使用については「どうしよう…」と迷っていた。
この日は2番遊撃でスタメン出場し、初回の第1打席は三塁ゴロ。持っているバットは先端にかけて細くなっているように見えた。第2打席は3回2死三塁の先制機に打席へ。二塁ゴロが失策を誘い、先制点をもぎ取ったが、第1打席とは違うバットに見えた。
源田は球団広報を通じ「練習中に振ってみたら感触が良かったので、試合中に使ってみましたが、今日が初めてだったので、まずは1打席としてみました。いつも使っているバットと比べて、大きな差は感じなかったです。明日以降どうするかはなんとも言えないです」とコメントした。
大リーグで話題の同バットは11日に開かされたプロ野球規則委員会で使用が即日容認された。
西武ではこの日、中村剛也内野手(41)もSSK社から届けられた魚雷バットを練習で使用していたものの、この日の使用予定はない。
◆魚雷型バットとは 元マサチューセッツ工科大(MTI)の物理学者で、昨季までヤンキースでアナリストを務めたアーロン・リーンハート氏(現マーリンズフィールドコーディネーター)が開発した。バットの先端が細く、魚雷やボウリングのピンのような形状。ヤ軍ではボルピ、ゴールドシュミット、ウェルズも魚雷型バットを使用。使用選手が本塁打量産したことでブームに火が付いた。
◆プロでは 11日のプロ野球規則委員会で使用を即日容認し、同日から使用可能になった。野球規則に抵触しておらず、問題ないことを確認。使用可能のバットには公認のシールが貼られる。
◆アマチュアでは 16日に全日本野球協会(BFJ)が「野球用具に関するお知らせ」をアマチュア野球規則委員会委員長名で各加盟団体(日本野球連盟、全日本大学野球連盟、日本高野連、全日本軟式野球連盟、全日本女子野球連盟)に送付。公認野球規則に定められた内容を含む「木製バットのBFJマーク表示基準」に適合するバットについては、BFJマークの表示は問題ない(BFJマークが表示されていれば、社会人・大学・高校野球等の公式戦で使用できる)ことを確認した。
◆公認野球規則3.02 バットはなめらかな円い棒であり、太さはその最も太い部分の直径が2.61インチ(6.6センチ)以下、長さは42インチ(106.7センチ)以下であることが必要である。1本の木材で作られるべきである。



