日本ハム北山亘基投手(26)が巨人大城卓にノーヒットノーランを阻止されたが、9回1安打1失点で今季2度目の完投勝利。5勝目を挙げた。
9回1死まで無安打無得点投球を続けてきたが、大城卓に139キロのフォークを右翼席へ運ばれた。北山は思わず苦笑いを浮かべたが、その後も続投してしっかり最後まで投げ切った。
史上91人目(103度目)、球団では22年ポンセ以来3年ぶり7人目、交流戦では24年の広島大瀬良以来5度目、巨人相手では02年中日川上憲伸以来23年ぶりの快挙は逃したが、ヒーローインタビューでは「ファンの皆さんの声援がすごい届いていたので、なんとか達成したかったんですけど、最後、大城選手がナイスバッティングをされて、すごく悔しいです」と話した。
この日は最速155キロの直球を軸にフォーク、カットボールなどを交えて淡々とアウトを重ねた。7回2死で泉口に四球を与えてパーフェクト投球は途切れたが、最後まで集中力は切れなかった。
この日の北山は、帽子のつばを少し曲げて試合に臨んだ。きっかけは18日の試合前練習中に新庄監督と話していた時だ。北山によると「(新庄監督は)帽子のつばがストレートキャップが嫌いらしくて。『ラッパーみたいで嫌なんだよね』って。それで、ちょっと曲げられたんですけど。もともと帽子自体の形がストレートキャップ用の形なので難しいですけど、明日はちょっと曲げてから行こうかな」という経緯だった。
視界も「横は狭まるけど、前はめちゃ広がる」と話していた北山が大記録達成も“視界良好”な投球を見せたが、あとわずかで届かなかった。
北山の投球内容は以下の通り。
<1回>
1番丸 遊飛
2番中山 中飛
3番泉口 左飛
<2回>
4番吉川 中飛
5番増田陸 二ゴ
6番甲斐 左飛
<3回>
7番キャベッジ 三振
8番オコエ 遊ゴ
9番山崎 三振
<4回>
1番丸 投ゴ
2番中山 三振
3番泉口 左飛
<5回>
4番吉川 三振
5番増田陸 左飛
6番甲斐 一ゴ
<6回>
7番キャベッジ 左飛
8番オコエ 右飛
9番大城卓 中飛
<7回>
1番丸 二ゴ
2番中山 二ゴ
3番泉口 四球
4番吉川 右飛
<8回>
5番増田陸 右飛
6番坂本 左飛
7番キャベッジ 三振
<9回>
8番オコエ 二飛
9番大城卓 右本
1番丸 一ゴ
2番中山 左飛
▼北山が9回1死から大城卓に本塁打を浴びるまで無安打投球を見せた。日本ハムで9回に初安打を許してノーヒットノーランを逃したのは、09年7月10日ロッテ戦で9回2死から打たれた多田野以来、16年ぶり。結局、北山は1安打で1失点の完投勝利。巨人戦でノーヒットノーラン達成は02年8月1日川上(中日)を最後に誕生しておらず、巨人戦で1安打完投勝利も06年6月8日斉藤和(ソフトバンク=完封)以来、19年ぶりだった。



