▽決勝(神宮球場)
橿原磯城010 000 0=1
世田谷西112 000 x=4
記録的な優勝だ。世田谷西(関東連盟)が橿原磯城(関西連盟)を4-1で破り、史上3チーム目の今大会3連覇を達成した。今年春の全国選抜大会に続く全国制覇で、史上初の春夏連続制覇と夏春夏連続制覇を同時達成した。
試合は世田谷西が1回裏1死二塁から3番・元木瑛介(3年)が中前適時打を放って先制。元木は「強い打球を打つしかないと思いました」。
2回裏は1死二、三塁から西崎大賀が高いバウンドの三塁内野安打を放ち、勝ち越し点を挙げた。3回裏は2死から鐘ケ江勇人(3年)が左越え二塁打を放ち2点を追加した。
投手陣は早めの継投で、3回表から徳久陽人(3年)が登板。前日の準々決勝は打ち込まれたが、一転して安定した投球を披露。5安打されながら無失点で逃げ切った。
吉田昌弘監督が優勝インタビューで「予想外でした。予想外でびっくりしました」と讃えると、徳久も「予想外でした」と応じて、スタンドの大爆笑を誘った。
内栫陽向(3年)、川村亮惺(3年)の二遊間による併殺や、センター原真徳(3年)のダイビングキャッチなど美技が随所に飛び出し、強打だけでなく守備力が春夏を通じて安定した強さをもたらした。
今後、他団体の強豪とも対戦するジャイアンツカップ、エイジェックカップチャンピオンシリーズに出場するが、秋には新チームを結成。夏の連覇は港東(関東連盟)の90~93年の4連覇で、最多タイを狙うことになる。
オーナーで元西武監督の東尾修氏も神宮球場に訪れ、観戦した。「投手が連打を許さなかったから、大崩れしないね」と喜んでいた。初めての決勝戦で準優勝に終わった橿原磯城は11日に開幕するジャイアンツカップに出場する。両チームが1回戦を突破すれば、2回戦で再戦するとあって殿垣内大佑主将は「今日はチャンスで1本が出なかった。体がでかい選手が多くて、長打力はありますが、次は勝ちます」とリベンジを誓った。
▽表彰選手
MVP=福田遊大(世田谷西)
敢闘賞=永野彪牙(橿原磯城)
優秀選手=鐘ケ江勇人、草野礼人(世田谷西)、石田智暉(橿原磯城)、近藤潔仁(五條)、皆川将大(浦安)
ベストナイン=【投手】坂本旺太(橿原磯城)、【捕手】戸畑和人(浦安)、【一塁手】山口颯太(橿原磯城)、【二塁手】内栫陽向(世田谷西)、【三塁手】元木瑛介(世田谷西)、【遊撃手】川村亮惺、【外野手】川本琉生(世田谷西)、中山展誠(橿原磯城)、田邊隆都(五條)



