原爆投下から80年を迎えた「8月6日」、広島がつながりある攻撃を見せた。6戦連続で4番に起用された末包昇大外野手(29)が、9号2ランを含む3安打2打点3得点で打線をけん引。13安打8得点でDeNAに打ち勝ち、広島に白星を届けた。
1回は2死一塁から左前打、4回は先頭で右前打を放ち、得点につなげた。2点リードの5回2死二塁からはDeNA東のチェンジアップを強振。完璧に捉えた当たりは左翼席上段に突き刺さった。「(つながりある)打線になったら強いのかなと。その中で中軸なので、ストッパーにならないように。打線の巡りを考えると出塁も大事。そこがいい流れになっているのかな」。満員の敵地で、相手は強力打線。リードを広げる1発がチームに力を与え、流れをグッと引き寄せた。
広島生まれの新井監督はとって、特別な1日だった。「自分は広島で生まれて、広島で育ったので思いは強い。特別な気持ちを持ってグラウンドに立ちたい」。選手たちも、指揮官と同じ思いを胸にプレーした。打線は5回までに6得点を奪い、DeNA東を攻略。先発大瀬良は粘って6回途中まで投げ、中継ぎ陣は無失点でバトンをつないだ。
末包はヒーローインタビューで「こういう日に活躍できて、勝つことができたのはうれしく思う。(平和に野球ができることは)当たり前じゃないということをかみしめながら、また明日から頑張って行きたい」とナインの思いを代弁した。【前原淳】
▽広島大瀬良(6回途中5失点も5勝目)「反省点もすごく多いんですけど、今日は勝つことがすべてだなと。しっかりと調整して、いいパフォーマンス出せるようにしたい」



