東北連盟代表の東北楽天と青森山田はともに8強入りを果たした。昨年準優勝の中本牧(関東連盟)を破って準々決勝に進出した東北楽天は、優勝した世田谷西(関東連盟)に善戦したものの、最後は突き放された。青森山田は五條(関西連盟)の猛打に11点を奪われたが、最後まで諦めなかった。東北福祉仙台北は1回戦で敗退した。

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準々決勝の世田谷西に敗れると、神宮球場のグラウンドに数人の東北楽天イーグルスのユニホームが崩れ落ちた。涙が止まらない。仲間やコーチ、土谷鉄平監督(42)が促してグラウンドを去った。反撃のタイムリーを放ち、4番手で登板して痛打もされた島貫有晟主将(3年)は「最高の球場で、最高の仲間と試合ができました。楽天球団をはじめ、みなさんに感謝しながら、この先につなげたいです」。泣きじゃくっていたが、すがすがしかった。

1回戦は関西2位の守山を圧倒した。水口塁(3年)は「楽天鉄平」時代の土谷監督の動画で研究したという打法で、巧打も強打も放った。2回戦の中本牧戦は水口の好投などで接戦を制した。

そして、昨年のジャイアンツカップで敗れた世田谷西戦は4回まで2-4。5人の投手をつぎこみ、後半勝負にもちこんだが、逆に突き放された。初の4強入りを逃した土谷監督は「ミスが出て勝てるほど全国大会は甘くないということ。いい経験をしました」と振り返った。

ただ負けたわけじゃない。5番手で登板した松原音桜(ねお=3年)は気持ちと力のこもった投球で上位打線を抑えた。「自分の納得がいく球が投げられれば抑えられることがわかりました」と手応えをつかんだ。