タカの元気印が帰ってきた。右脇腹を痛めていたソフトバンク栗原陵矢内野手(29)が28日、1軍に合流した。29日からの敵地ロッテ3連戦に向け、ZOZOマリンで自主練習に参加。7月2日の試合前練習で負傷して以来、約2カ月ぶりの昇格で即スタメンの可能性が高い。チームは首位を走るが直近5試合は1勝4敗で2位の日本ハムとはわずか1ゲーム差。起爆剤の帰還で再加速を期す。

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静寂のZOZOマリンに栗原の明るい声が響いた。投手練習組の有原、上沢、松本晴らに笑顔で1軍合流を報告。その後室内練習場に場所を移し、フリー打撃などで黙々と汗を流した。「自分の調子とか体とかではなく、しっかりとチームのためにできること、自分ができる100%の動きをやっていきたい」。ペナントレースも佳境、残り28試合での1軍合流に表情を引き締めた。

7月2日のホーム日本ハム戦の試合前練習で右脇腹に痛みを訴え、翌3日に登録抹消された。筑後のファーム施設で地道なリハビリに励み、8月12日の2軍戦で実戦復帰。2軍では13試合に出場し、約2カ月ぶりの1軍復帰となった。「脇腹は大丈夫です」と患部は万全。復帰後に右膝に自打球を受けて途中交代する試合もあり「かなり痛いですけど、大丈夫です」と自らGOサインを出した。

小久保監督はかねて、復帰を想定して栗原に「スタメンで出続けられる状態を作れと(連絡した)。優勝するには彼の力は必要」と話しており、昇格即スタメンの可能性が高い。昨季は打率2割7分3厘、20本塁打、87打点で小久保ホークスの初Vに貢献。今季もチームは首位を走るが、22~24日の「真夏の天王山」で日本ハムに3連敗を喫するなど、直近5試合は1勝4敗。2位日本ハムとのゲーム差はわずか1で、元気印の復帰で再加速といきたい。「やると決めた以上は言い訳できない。しっかりとチームの勝ちに貢献できるように」と力を込めた。

指揮官は「9月に入って大暴れして月間MVPを取って、最後はおいしいところをあいつが持っていったな、というのをイメージしておけ」とも伝えていた。栗原も意気に感じ「そこは調子とか技術うんぬんじゃなくて、気持ちで取りにいきたい」と気合十分。帰ってきたムードメーカーが、リーグ連覇を引っ張る。【只松憲】

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