巨人坂本勇人内野手(36)が盟友の金字塔を祝福した。日米通算200勝を挙げた田中将に花束を贈呈。ヒーローインタビューを一塁側ベンチから見つめ「もう本当におめでとうしかないと思いますし、アメリカにも行って、ヤンキースという球団でも長くやってたんで、僕らにはわからない苦労だったりそういうのもしてきたと思う」と偉業を見届けた。

田中将とは少年時代に兵庫県伊丹市の昆陽里タイガースでチームメートだった。「体は小学生の時からすごい大きい方でしたね。走るのは遅かったです。僕の方が速かったです(笑い)」と、野球を始めた小学校1年生で出会ってから切磋琢磨(せっさたくま)してきた。当時の田中将を「プロレスとか好きなイメージです。プロレスの技の練習とかしてたイメージ」と秘話も明かした。

坂本は20年に通算2000安打を達成。この日、田中将も名球会入会資格の200勝を挙げ、2人そろってレジェンドの域に達した。中学以降は別々の道を歩んできたが、昨オフ楽天を電撃退団し巨人入り。大きな節目は、またチームメートとして迎えた。新天地でも苦しむ姿を間近で見てきただけに「思うように結果が出なかったり、思うようなボールが投げられなかったとか、苦労するという姿を見てるので。実績があるスーパーピッチャーでも、これだけ苦労してマウンドに立ってるんだなというのは本当に尊敬します」と本音で言った。

小学校の校庭で競い合った日々は昨日のことのように鮮明に覚えている。「飛距離はやっぱり将大の方が飛んでたんで。校舎に向かって打つんですけど、窓ガラスめがけて『行けー!』って打ってましたよ。2人とも」と回想した。田中将がどうしてもほしかった3勝は坂本と同じユニホームでつかんだ。2人の“キセキ”のような物語は、まだ続く。【為田聡史】

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