プロ野球12球団のオーナー会議が17日、都内で行われ、米動画配信大手ネットフリックスが来年3月の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本での独占中継権を獲得したことが報告された。榊原定征コミッショナー(82)は「非常に大きな関心を持っている」と語った。これまでWBCは地上波を中心に放送され、5000~6000万人規模のファンが試合を視聴してきたが、今大会からは国際的な配信サービスが主導する形となる。「多くのファンが自由に視聴できる環境をどう確保するかは、日本野球にとって極めて重要な課題」と強調し、地上波との並行放送を模索する必要性を示した。

7月に米国でMLBマンフレッドコミッショナーと対面したことも明かした。WBCIの決定権限下にあるため交渉余地は限られるものの、日本のテレビ局とネットフリツクスの交渉を注視しつつ支援する意向を示した。

また、クライマックスシリーズ(CS)の制度についても私見を述べた。今季セ・リーグでは阪神が2位に17ゲームをつけて優勝した。榊原コミッショナーは「過去にも15、17ゲーム差や5割未満での進出は複数回あり、今年が特異な状況ではない」と説明した。今季は現行ルール通りに運営する方針を示しつつ、ファンや関係者からの声を踏まえ、将来の制度設計については継続的に検討する意向を明らかにした。

また一般社団法人日本野球機構(NPB)の臨時社員総会では、26年9月期の予算案および事業計画案がいずれも承認された。新年度予算は約1・3億円規模の黒字を見込み、安定的な事業運営を目指す。一方、今期(25年9月期)の収支は、日本シリーズやプレミア12による収入増に支えられ、7億円台の確保が見込まれる見通しとなった。