寄せられた信頼がうれしかった。同点の7回無死一、二塁。DeNA山本祐大捕手(27)はバットを寝かせない。巨人左腕の中川の2球目ツーシームをはじき返した。二塁手の頭の上をライナーで越える右前打。「絶対にゲッツーを打たない打法が功を奏しました」と右翼オコエの送球がそれる間に決勝点をもぎとった。「バントのサイン出るかなと思ったら出なかった。『やった、信頼してもらってる』と意気に感じました」と強攻策に応えた。
三浦監督も自信を持って送り出した。8、9月は打率3割3分3厘と好調をキープしており「状態がいいから5番に入れた。よく打ってくれました」とたたえた。さらに守備でも7回の二盗阻止、9回のバント処理と再三の好プレーで攻守に躍動した。
CSに向けても弾みをつけた。通算の対戦成績は14勝4敗と貯金10を積み上げられている山崎を序盤から攻めた。1回1死満塁、山本が押し出し四球を選ぶと佐野が中犠飛で勝ち越しに成功。2回にも筒香が2点適時打を放つなど、CSファーストステージでも対戦する可能性がある天敵を攻略。79球を投げさせて、3回4失点でマウンドから引きずり降ろした。
ヒリつく接戦を制して、ファーストステージホーム開催の権利を持つ2位確保へ王手をかけた。27日の巨人との直接対決で引き分け以上で3試合を残して2位が決まる。三浦監督は「目の前の試合に集中して、明日もいい準備して入っていけるように」と普段の姿勢を貫いた。2位まではあと1歩だ。【小早川宗一郎】



