NHKBSで解説を務めた元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、「野村さんを見ているよう…」と思わずつぶやいた。思い出したのは、ヤクルト時代の恩師である野村克也氏の采配だった。

日本ハムが3点リードで迎えた5回。1死満塁から日本ハム清宮幸太郎内野手(26)の2点適時二塁打で追加点を挙げた。続く6番田宮裕涼捕手(25)の打席だった。3番手で継投したソフトバンク松本晴が投じた初球に、スクイズを試みた。

惜しくもファウルとなったが、このプレーに宮本氏は「一瞬のすき。想定してなかったと思う。ダメ押しで、精神的にダメを押す」と評した。新庄剛志監督の采配に、ID野球で球界を席巻した野村氏のような戦術を感じた場面だった。

ファウルに「ここで決めなきゃという所ですよね」と指摘したが、田宮は2球目をバントで投手前に転がしてスクイズ成功。二塁から2ランスクイズを狙った清宮はアウトになったが、この回に3点を追加して、試合の流れを大きく引き寄せた。宮本氏は「ファイターズのやりたい放題にみえる」と印象を語った。

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