阪神藤川球児監督(45)が国内フリーエージェント(FA)権行使を熟考中の近本光司外野手(30)に残留ラブコールを送った。

1軍練習がオフだったこの日、甲子園球場に姿を見せ、近本の去就について初めて言及。「彼の普段の行動を見ていれば、彼がどういう決断を下すかということはある程度、想像はつきますけれど」と独特の表現で残留を希望する思いを込めた。「FAの場合は、彼が取った権利ですから。それ(近本が下す判断)を、様子を見守るというところになりますね」。権利を認め、最終決断を尊重する。

ソフトバンクに敗れ、2年ぶりの日本一を逃した試合後に、近本は「まだちゃんと考えていないし、考える時間もなかった。しっかり自分の意思で、残りの野球人生、しっかり自分で主体的に決めていきたい」と、FA権行使について、熟考を強調した。18年ドラフト1位で入団し、1年目の盗塁王から7年連続でタイトルを獲得。理事を務める一般社団法人「LINK UP」での活動では子どもたちには「自分で決める」ことの重要性を説く。FAについてもすべての可能性を排除しない姿勢だ。

FA申請期間は11日まで。球団は昨オフの大山同様に宣言残留を認めている。不動のリードオフマンが流出となれば一大事だけに、球団も全力で慰留に尽くす。藤川監督も思いは同じだ。背番号5がくだす決断に注目が集まる。【伊東大介】

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