10年ぶり明治神宮大会出場まで残り2勝が絶対条件の立命大(関西学生)が、奈良学園大に完封勝ちで最後の1枠となる第2代表決定戦に進出した。
「先発の高橋(大和)は先発経験の少ない2回生。点を取ることだけを考えた」。21年夏の甲子園優勝経験者が、決勝のホームを踏んだ。「一発勝負は、受け手ではいけない。攻めた結果が甲子園優勝につながった」。5番角井翔一朗内野手(4年=智弁和歌山)が2回先頭で果敢に激走する間に、一塁手の失策で出塁。同1死二塁で7番福井一颯内野手(3年=岐阜第一)の左前適時打で本塁に生還した。下級生中心で挑む今秋、「勝敗の責任は4年生がとる。自分のプレーに集中してのびのびやってほしい」と後輩を思いやる。
「明日負けたら、一生後悔する」。今秋、主将・川本大雅内野手(4年=福岡工大城東)やスタメンで1番坂下晴翔外野手(4年=立命館慶祥)は敗れた時点で引退。川本や商社に内定した角井は「多分草野球もやらない。それほど悔いなくやりきる」と共鳴する。
「(プライドは)一切ない」。今秋、連盟記録タイの5本塁打を放ちMVPに輝いたが、「意識は勝つことだけ。チームのために頑張ります」。4日、人生最後の全国大会をかけた、大一番が始まる。【中島麗】



