阪神佐藤輝明内野手(227)が初戦に続く先制の決勝二塁打で勝利に導いた。開幕から2カード連続の勝ち越しは10年以来、16年ぶり。不動の4番打者が力強く引っ張っている。

「早めに伊原の援護をしたかったのでよかった。初回にいい形で先制できました」と胸を張った。初回1死一、二塁。右腕竹田の外角高めの直球にバットを合わせた。「軽打」のようにも見えるスイングだったが芯を食った打球は低い弾道で左翼フェンス上部へ。あと数センチでサク越えの先制二塁打となった。2日前も初回に先制二塁打。同じような先行逃げ切りの展開に持ち込んだ。

本塁打、打点の2冠に輝いた昨季は、死球なしが話題になった。強打者では珍しいこと。それほど投手が長打を恐れて内角を突いてこなかった。今年は傾向が変わり、懐を厳しく攻められているが、巧みな反応とバットコントロールでうまくさばき、ヒットゾーンにしっかり打ち返してきた。反対にこの日は外角球を逆方向に飛ばした。投手からしたらお手上げ。これで5試合連続安打。得点圏では4打数3安打。「結果が出ているということに関してはよかったかな」。本塁打こそないが、今年も頼れる働きぶりを見せている。

▽阪神中野(初回に先制の口火を切る左前打を放ち、8回は佐野を二塁併殺に仕留めて1点リードを守る)「オヨ(及川)が苦しみながらという投球だったんで、助けられればいいなという思いで守っていましたし。助けられる守備ができてよかったかなと思います」

▽阪神高寺(9回2死一塁で代打山本の左翼への大飛球を好捕)「後ろに守っていたので。(フェンスぶつかってでも?)そういう気持ちで常に守っています。ああいう場面でいい守備ができるように、練習からやっていきます」

▽阪神岩崎(最終回に登板し1安打無失点で2セーブ目)「良かったんじゃないですか。みんなでなんとか粘って勝てて。1試合1試合、頑張ります」