阪神がヤクルトに完封勝ちし、1日で首位を奪還した。0-0で迎えた3回2死、1番の福島圭音外野手(24)がヤクルト山野から中前打をマーク。2死一塁とすると、プロ初スタメンとなった2番、ドラフト3位岡城快生外野手(22)が左中間へ二塁打を放ち、快足を飛ばしたが福島が生還。プロ初安打がうれしいタイムリーとなった。

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岡城のプロ初安打が決勝打になり、筑波大の恩師、川村卓野球部監督(55)は驚きの声をあげた。「本当にうれしいんですが、こんなに早く結果が出せると思っていなかったのでちょっとビックリしています(笑い)」。早速、動画でチェックした教え子の姿には成長のあとが見えた。「軸がぶれずにしっかりとしたスイングでプロの強いボールをはじき返していた。体も大きくなって、一段上のレベルになりましたね」。頼もしい活躍に、目を細めた。

1軍に昇格した時には、ラインでやりとりをした。「とにかくバットを振り続けていればいつか当たるから、とアドバイスをしたんですよ(笑い)」。そのバットが生んだ決勝打。岡城らしい、積極性があってこそだ。

プロ野球人生を好スタートした。「いずれ壁に当たることもあるでしょう。そんな時でも“積極性”を失わずに頑張って欲しいと思いますね」。あたたかいエールをおくった。

▼ルーキー岡城が3回にプロ初安打となる先制適時打を放ち、これが決勝打。阪神の新人で初安打が打点付きだったのは23年4月1日DeNA戦の森下以来。初安打がV打となったのは17年7月1日ヤクルト戦の大山以来、2リーグ制後では球団2人目。大山は初安打が先制の3ランだった。なお、他球団では今年の開幕戦で初安打をサヨナラ打で記録した勝田(広島)がいる。

◆岡城快生(おかしろ・かいせい)2003年(平15)6月23日生まれ、岡山市出身。吉備小、吉備中を経て公立の岡山一宮へ。主に投手、遊撃手で甲子園出場はなし。一般入学した筑波大では2年春にリーグ戦デビュー。3年でレギュラーをつかみ、同秋は打率4割5厘で大学日本代表候補に選ばれた。4年秋に首都大学リーグで19年ぶり優勝に貢献。今季推定年俸は960万円。183センチ、83キロ。右投げ右打ち。

◆国立大出身の主な選手 東大出身が6人おり、65年に大洋に入団した新治伸治が通算9勝。67年に中日入団の井出峻は1勝したのちに外野手へ転向し、通算359試合に出場。最近では18年に日本ハムに入団し、ヤクルトでも登板した宮台康平がいる。他には京大出身の田中英祐(ロッテ)、筑波大出身の渡辺正和(ダイエー)杉本友(ヤクルト)藤井淳志(中日)、東学大出身の栗山英樹(ヤクルト)加藤武治(日本ハム)など。阪神では現役の早川(小樽商大)と、19年育成ドラフトで入団した奥山皓太(静岡大)がいた。

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