日本ハム水野達稀内野手(25)が読み通りの“キハダ撃ち”で試合を決めた。

日本生命セ・パ交流戦のヤクルト戦で1-1で迎えた延長11回。先頭で打席に立つと、この回からマウンドに上がった相手守護神キハダの145キロ直球を強振。右翼フェンス際に、勝ち越しソロ本塁打をたたき込んだ。高めのボール球だったが、直球割合が多いデータや、打席に入る前に新庄監督らから「軽く振っても飛ぶから」との声かけを受け、すぐに実践。これまで1本も本塁打を許していなかったキハダの球を捉えた。左打ちながら、今季は対左腕で打率3割0分4厘と得意にしており「狙い通りでした」と胸を張った。

ウェートトレーニング好きで、その鍛え上げられた体は新庄監督も認める“キン肉マン”でもある。このオフから体重はさらに約3キロほど増加。171センチと小柄ながら80キロを越えた。前日も延長12回に自身の二塁打から勝ち越しへとつながっており「筋トレしていて良かったです」と笑った。

新庄監督は試合前「ずっと出ているから」と水野を休養させようとしていたが本人は出場を志願。水野は「そりゃそうですよ」と笑いつつ「フルイニング出場を目指しているとかはないですけど、自分が休むって言ったことで1試合出られないのは嫌なので。万全な体ではないですけど、何とか勝ち取りました」と殊勲の一打を誇った。

チームは2連勝で勝率も5割に戻った。水野は「投手がすごく良い流れを作ってくれているので野手がもう少し早く応えてあげたい。この2試合勝てたのはすごく大きいです」。頼れるリードオフマンはこれからもチームをけん引していく。【松尾幸之介】