<広島5-4ソフトバンク>◇4日◇マツダスタジアム

 広島がソフトバンクに粘り勝った。立役者はプロ22年目の石井琢朗内野手(39)だ。1点を追う4回2死二、三塁。先発高橋秀の速球をミートし、痛烈なゴロで三遊間を破った。鮮やかな逆転2点適時打が、そのまま決勝打になった。移籍2年目で初のマツダスタジアムでのお立ち台。「引退するまで1度でいいから、このお立ち台に立つのが夢だった。打ったあと、このままいけばお立ち台かなとずっと考えていました。足はついていっていないけど、小窪がハナクソみたいなプレーをしていてまた(スタメンの)チャンスがあるかなと」と冗談をまじえて話した。

 [2010年6月4日22時50分]ソーシャルブックマーク