<日本ハム7-6ソフトバンク>◇8日◇帯広

 ソフトバンクの陽耀勲投手(29)と日本ハムの陽岱鋼外野手(25)による、初の兄弟対決が実現した。

 7回からマウンドに上がった陽耀勲は1死無走者で陽岱鋼を打席に迎えた。少し表情を緩めた兄が投じた初球を、弟が中前にはじき返した。打球を見届け、悔しそうに手でグラブをたたいた陽耀勲は「絶対に勝ってやろうと思っていた」。陽岱鋼は「初球からいくつもりだった。興奮した。この運命に感謝している」と振り返った。